名鉄美濃町線 関駅跡 〔岐阜県〕
01 23, 2010 | 名鉄(名古屋鉄道)
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09年12月20日、長良川鉄道の旅2日目。
前回までの旧名鉄美濃駅から場所も時間も遡ってるんですが、
ともかく長良川鉄道の関(せき)駅です。

その関駅の脇に、2005年に全廃となった名鉄美濃町線の
関駅の跡があるというので、ぜひ見てみようと降り立ったんです…が。
これがそうみたいです。
かつての状態を知らない上に雪。左手のモグラが移動した跡みたいな
二筋の盛り上がりが、辛うじて線路跡だということを教えてくれます。
(一番左の、フェンスの向こうの線路は長良川鉄道)

先はどうなってるんだろうと反対側へ回ってみると、
県道281号関美濃線で途切れてます。ちなみに
コンクリートの架線柱に挟まれた雪の積もった部分が線路跡。

が、道を挟んで同様に架線柱が並び、立ち入れないようになってるのに
雪が積もった道のようなものが続いています。

注意して見てみると、鉄道ならではの線路の勾配率を示す
勾配標がちゃんと立ってます!

ご存知の方には何を今さら、っていう流れだと思いますが、
僕は名鉄の関駅跡の存在しか知らずに来たので、
この時点では廃線跡まで残ってるとは夢にも思ってなくて
こんな遺構でもテンション上がりまくりです。

そして踏切跡で、初めて雪に埋もれてない廃線路を目にすることができました。
踏切廃止を知らせる看板の日付は、平成17(2005)年の美濃町線の廃止日。

何だか感無量です。僕がデンシャでこの上を通ることはなかったし、
これから先も永遠にないんですが…。

もう少し先、川の手前にはイイ雰囲気の石畳の踏切跡も。

廃線跡の脇にあった、ちょっと笑っちゃった立て札。
いつからあったものなんでしょう。
撮影日:09年12月20日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
