【archive'07】 寝台急行 銀河 〔京都府~東京都〕
01 28, 2010 | デンシャ旅 -関東(JR)
7 Comments僕がデンシャ旅をはじめた頃を振り返る記事です。
カメラはまだコンパクトデジカメしか持ってませんでした。

時は2007年3月。
この1年後、2008年3月15日のダイヤ改正で廃止され、
姿を消してしまった寝台急行『銀河』。
この旅の目的地は東北だったんですが、そういう事情もあって
東京までは生まれて初めての寝台列車での移動を試みてみました。

3月9日金曜の夜、22:58。京都駅0番ホームから乗車しました。
「銀河」はJR東海道本線の東京~大阪間を深夜に走っていた寝台急行。
僕の乗った上り列車は大阪駅を22:22に発ち、翌朝6:42に東京へ着きます。
上り列車の途中の停車駅は、新大阪、京都、大津、米原、名古屋、
富士、沼津、熱海、小田原、大船、横浜、品川。

僕の人生初の夜行列車の寝台。一番安いB寝台でしたが、
それでも15,540円(!)の出費。
内訳は、京都~東京の運賃=7,980円、急行料金=1,260円、
寝台料金B寝台=6,300円ナリ。
最初は不安な気もしましたが、レールのリズムが心地よくて熟睡できました。

3月10日、翌朝の車内通路の光景。
廃止までまだ1年あったからかファンが詰めかけて
フィーバー(死語)してる感もなく寝台に空きもあるぐらいで穏やかな朝でした。

朝陽を浴びて京浜急行と併走しながら多摩川を渡ります。
「赤い電車(byくるり)」を見たのもこの時が初めて。

写真のExif情報を見ると6:44となっていて、仮にカメラの時刻が正しかったとしても
概ね定刻通りに東京へ到着。

東海道線の東京駅へ降り立ったのも多分、この時が初めてだったと思います。
ホントに東京まで寝てただけで写真もほとんど撮ってないという、
今となってはもったいない時間の過ごし方だった気もしますが、
「寝台列車の旅ってイイもんだなぁ」という記憶だけはしっかり残っています。
撮影日:2007年3月9~10日
カメラ:Canon IXY 800IS
