盆旅2010 #19 信越本線 高崎~横川 〔群馬県〕
10 31, 2010 | デンシャ旅 -関東(JR)
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2010年8月15日、お盆の青春18きっぷ旅三日目。
上信電鉄を往復し終えて、8:39、高崎駅からJR信越本線(しんえつほんせん)を西へ。
(写真は安中<あんなか>駅で)
信越本線は高崎を起点に長野、直江津を経由して新潟までを結ぶ路線。
1997(平成9)年の長野新幹線開業で横川~軽井沢間は廃止、
軽井沢~篠ノ井間は第3セクターの「しなの鉄道」に移管されました。
3年前にデンシャ旅をはじめた僕がどう転んでも乗れない横川~軽井沢はともかく、
軽井沢~新潟は昨年までに一応制覇しているので、
唯一乗り残している区間、高崎~横川に乗りに来たのでした。

磯部(いそべ)~松井田(まついだ)間。
行く手に妙義山(みょうぎさん)の威容が。

地元の乗客の方々は見慣れてるのか気にも留めない感じですが、僕は目を奪われっぱなし。

ほどなく終点、横川(よこかわ)に到着。高崎から約30分。
安中(あんなか)で途中下車しているものの、短い旅でした。

横川駅。

かつてはここから碓氷(うすい)峠越えという難所でもあり鉄道名所が控えていたそうですが、
ただの一度も体験することなく、ここを「僕の」信越本線の旅の終点としなければならないのは
かえすがえすも残念です…。

到着ホームの端には、名物「峠の釜めし」の売店が。

駅前の排水溝のフタには、碓氷峠をアプト式で越えていた時代の
ラックレールの遺構を再利用したものがありました。
撮影日:2010年8月15日
カメラ:Nikon D300 + AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)

★ちょっとした補足記事もあります↓

早朝のJR高崎駅。

高崎駅から乗ったのはまた107系でした。

8:51、安中駅で途中下車。
何かを参照して降りてみたい駅として時刻表に印を付けてたみたいですが
悪くはないけど駅舎もそんなにシビレるほどでもないし…。

東邦亜鉛・安中製錬所が駅を見下ろす一風変わった光景でもありますが
僕自身はそんな工場萌えというほどでもないし…。

でも、京都の同志社大学の祖、新島襄(にいじまじょう)氏は
ここ安中の藩士として生まれたそうで、意外な繋がりにビックリ。

その脇には僕には何だか分かりませんが「鐵道院」と記された柱の跡も残ってて、
調べてみると面白そうな駅ではありました。

来年(2011年)のキャンペーン告知ポスターみたいですが、
ベタでちょっと笑ってしまいました(笑)。

横川駅の駅舎。

無情に途切れてるのがホントに悲しいです…。

振り返って高崎方面を望むと、碓氷峠越えを控えて賑わったという面影が偲ばれて
これもまたちょっと切なくなります。

ラックレールの遺構が再利用された排水溝のフタ。

駅前の、「峠の釜めし」の「おぎのや」本店。