GW2011-九州 #19 日南線終点・志布志 〔鹿児島県〕
06 22, 2011 | デンシャ旅 -九州(JR)
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2011年5月5日、GW九州旅の4日目。
JR日南線の終点、志布志(しぶし)に到着。
現在は行き止まりですが、昭和62(1987)年までは
ここから志布志線と大隈線(おおすみせん)が分岐していて、
ここ志布志は大きなターミナル駅だったそうです。

大隈線は志布志を起点に日豊本線の国分(こくぶ)までの98.3km、
志布志線は日豊本線の西都城(にしみやこのじょう)起点の38.6kmの路線でした。
(共に1987年廃線)

現在の駅舎は他の2線が廃止になってから新たに建てられたもの。
そして駅前のタクシー運転手さんにお聞きするまで、
ここが鹿児島県だとまったく気付きませんでした(汗)。

駅の西、旧志布志機関区の跡地にある「志布志鉄道記念公園」。

駅から歩いて来ると腕木式信号機とSLしか見えないのですが…

SLの反対側(西側)にはキハ52形気動車が。
こんなのに乗って志布志線や大隈線を旅してみたかったなぁ…。
(つづく)
撮影日:2011年5月5日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
イラストマップ:Painter9.5 + Wacom intuos2で作成


★旅メモ(つぶやきレベルの備忘録)
11:48、日南から1935Dに乗車 キハ40の2両編成
2時間に1本ぐらいしかない終点まで乗り通せる便なので、
乗り鉄っぽい乗客で海側の座席が埋まってる(といっても1ボックスに1人ずつ)
山側でガマンしてたが後に先頭車両を覗くと海側の一画が空いてたのでそこに移る

12:56、秘境駅として知られている福島高松(ふくしまたかまつ)
福島でも高松(香川)でもない宮崎の駅 魅力は感じるがすぐ脇に民家もあり秘境感は希薄
秘境駅マニアなのか、三脚を抱えた長髪のミュージシャンみたいな人が一人降りて行った

13:03に大隈夏井を過ぎて志布志の港が見えてくる
サンフラワー号が停泊してる へ~、大阪南港からこんなとこまで来てるんや!

志布志の駅舎全景 今年1月に訪れた宇野線の宇野駅と佇まいがそっくり
かつての駅舎は40mほど西(写真手前方向)にあったんだそう

志布志線と大隈線があった頃のことをメチャメチャ親切に教えてくださった、
駅前のタクシー運転手さん 照れて写真は撮らせてもらえなかった(笑)
日南線が全線宮崎県ではなく最後の2駅が鹿児島県だと知ったのもこの方のお陰
鹿児島県の鉄道路線全線制覇!とか思ってた自分が恥ずかしい

駅から徒歩数分の鉄道公園にあるキハ52 130
この公園も先ほどの運転手さんに教えてもらわなければ知らなかった

側面はかなり塗装が痛んでる部分多し 塗り直しの下準備?

公園のカドから駅舎方面を
左の真っすぐな道路が志布志線と大隈線が並走していた部分だそう
右手のショッピングモールの向こうも昔は砂浜だったんだって
13:44、感謝の印に運転手さんに缶コーヒーをプレゼントしてお別れし、
1942Dで志布志から折り返す 列車番号は変わっても車両はもちろん来た時のと同じ

大隅夏井~福島高松間
「ダグリ岬」の看板 海水浴場と小さな遊園地もあったが廃墟も目立つ、
かつての観光地、といったちょっと探検してみたいオモシロそうな場所だった

14:03、福島今町(ふくしまいままち)駅
僕としては福島高松より魅かれる、時間があれば是非降りてみたかった駅

14:47、大堂津まで戻ってきたが往路にもここにいた「海幸山幸」がまだいた
宮崎~南郷間を一日一往復しかしない観光特急で、南郷には待避線がないので
次の上りの出番を大堂津で待ってるんだと思う
(Wikiでは油津に留置となってるが?)