GW2011-九州 #24 日豊本線 臼杵、上臼杵 〔大分県〕
06 29, 2011 | デンシャ旅 -九州(JR)
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2011年5月6日、GW九州旅最終日。
日豊本線を北上中。
宮崎県に別れを告げ、大分県は臼杵(うすき)へやって来ました。
石仏(国宝)の町として知られていますが、写真は残念ながら駅前のレプリカ(笑)。

本物の石仏も見てみたかったんですが、本旨はお隣の上臼杵(かみうすき)駅訪問。
列車本数の少なさをカバーする、臼杵駅のありがたいレンタサイクル(しかも無料)で
風情ある臼杵の町を駆け抜け(正直もったいない)一路、上臼杵へ

うーん、ゆっくり歩きたい町ですねこれはホント。

上臼杵駅に到着。臼杵の町に似合うイイ木造駅舎です。
「いつまでも あると思うな木造駅舎」ってコトワザがある(嘘)ぐらいですからね、
見れる時には万難を排して見とくべきなんです。

臼杵駅へ戻る道中の一枚。安土桃山時代から続くという商店街、八町大路。
今度はぜひゆっくり訪れたいと思った、臼杵はホントにイイ町でした。
(つづく)
撮影日:2011年5月6日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR


★旅メモ(つぶやきレベルの備忘録)
延岡から定刻の10:39、5008M 特急「にちりん」8号に乗車 787系
宮崎空港発の列車で心配したが朝とは打って変わって車内はガラガラ
やっぱ平日なんだな、と感じる ダイヤの乱れは解消したようだ
周遊きっぷの元をとろうと最終日に駆け込みの特急利用、と意識してるワケじゃなく、
帰りの新幹線の時間が決まっているのと大分以南は普通列車の本数が少ないため
殊にこれから乗る延岡~佐伯(さいき)間は普通列車が朝夕しか走らない!
日豊本線を18きっぷで乗り通そうなどと考えていたら苦労しただろう

大分県に入って最初の駅が、山中の秘境駅・宗太郎(そうたろう)
SLの時代、日豊線一の山越えの難所として称された「宗太郎越え」が
現在は著しく不便なダイヤの普通列車でこの区間を移動することの暗喩に

佐伯~津久見(つくみ)間は海がよく見える
港町を俯瞰する光景は東北の被災地が一瞬頭をよぎり、
呑気に鉄道旅をしているのが後ろ暗く感じたりもする
っていうかそんな僕への戒めなんだろうか、直川(なおかわ)、日代(ひしろ)と
列車交換の度に対向の特急が遅れていて長く待たされ、臼杵には10分遅れで到着
最終日は気分的に何かボロボロだ

臼杵駅
どうもダイヤが不安定なので大分まで先を急ごうかと思ったが、
車内から駅前の大日如来の石仏が目に入り、導かれるように下車

臼杵石仏のレプリカなのだけど、僕は仏像が大好物なので
それでもさっきまでの気分がたちまち癒される
しかも、これから向かう上臼杵駅への訪問の手立てに
まったく予想していなかったレンタサイクルの選択肢が急浮上!
計画では普通列車に乗り換えて訪問し、歩いて臼杵へ戻らねばならなかったが
「レンタサイクル」の看板で観光案内所を訪ねると何と無料だというので即決
大日如来サマの思し召しだと半ば真剣に思った

知らない町でチャリンコにまたがってるというのはいつも妙な気持ちだが、
病み付きになるぐらい楽しい かと言ってレンタサイクルがあるか
あらかじめ調べておいたりもしないのだけど

道中で写真を撮ったりしながらも10分ほどで上臼杵駅に到着
車寄せの脇の樹木の処理が難しくて全景が上手く撮れずじまいだった

駅舎の中も外もキレイに保たれていて気持ちがいい
ベンチはJR九州の北部の地方駅でよく見るタイプ

ホームが駅舎より高い位置にあり、改札から階段もあるが、
脇のこのスロープ沿いはツツジが植えられていて和む

有人駅 自動券売機のメンテをされていた駅員さんとしばし談笑
駅舎を愛でに来る人は多いが臼杵駅からレンタサイクルは初めてとか(笑)

臼杵城(現在は城跡公園)の城下町でもある臼杵 見たい場所がいっぱい
どうでしょうファンとしては記念すべき初旅企画「サイコロ1」で
大泉さんたちが辿り着いた臼杵港も訪問したかった
13時頃、臼杵駅観光案内所にチャリンコを返却
渡りに船で無料というのが申し訳ないぐらいありがたかったし、
上臼杵駅への道順など丁寧に教えて下さった感じのいいお姉さんに
自販機で買ったお茶をお礼がわりにプレゼント
本物の石仏も見たいし、臼杵はまた必ず再訪したい