2011-10-07 #END 阿武隈急行 〔福島県~宮城県〕
11 29, 2011 | 阿武隈急行
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2011年10月7日、震災後初の東北旅1日目の終わりは、
福島から宮城県の槻木(つきのき)までの54.9kmを結ぶ第3セクター鉄道、
阿武隈急行(あぶくまきゅうこう)。

槻木~丸森(まるもり)まで敷かれていた赤字路線の旧国鉄丸森線を引き継いで
昭和61年(1986年)に開業、同63年に福島まで延伸/全通。

その名の通り、特に県境あたりでは阿武隈川に寄り添うように走ります。

車両基地のある、梁川(やながわ)駅で。

原発事故の影響が阿武隈川や一部のお米に顕れているというニュースを目にして心が痛みます。
こうして車窓から眺める東北の風景はただただ美しいというのに。
(※ 写真の田畑はニュース報道などとは何の関係もありません)
今回僕は福島のデンシャに乗りに来て福島で1泊しただけなので、
何も言えた義理ではありませんが、本当にくじけないで、と願うばかりです。
(1日目おわり)
撮影日:2011年10月7日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR


★旅メモ(つぶやきレベルの備忘録)

福島交通飯坂線(写真右)を往復の後、阿武隈急行線(同左)へ
乗り場は互いに同じホーム

福島を出てしばらく、矢野目信号場まではJR東北本線との共用区間
東北本線は北へ逸れ、阿武隈急行線は東へ

向瀬上(むかいせのうえ)駅の手前で阿武隈川を渡る

阿武隈急行8100系は2両で1セットの車両のようだ

列車交換待ちで数分停車した、車両基地のある梁川駅の駅舎

宮城県に入った、あぶくま~丸森間
最も阿武隈川沿いを走る区間だったと記憶している
あぶくま駅にはライン舟下りの乗り場もある

国鉄時代は丸森線の終着駅だった丸森駅
多分、当時とそう変わっていないのだろう、駅舎も「国鉄」なニオイがする

阿武隈川の支流・白石川を渡り終えると、間もなく終点の槻木
片道90分ほどの道のりなので、すっかり陽も傾いた

JR東北本線との共同使用駅、槻木の2番線南端が阿武隈急行の発着スポット
一部、東北本線を仙台まで乗り入れる便もある

槻木駅の駅舎

折り返しの便まで40分ほどあったので、駅周辺を散策、
古そうな「逢隈旅館」に出会う
帰ってから調べたら、うなぎ弁当が有名な現役の旅館だった
古い面白そうな町だと思ったが、このあたりは奥州街道の槻木宿だそうで、
他の場所ももっとちゃんと見とくんだったと後悔

阿武隈急行を往復して再び福島へ すっかり真っ暗
往路は中途半端な時間帯で割と空いてたが、復路はかなり混んでた

飯坂線と阿武隈急行も発着するJR福島駅
たまたま人波が途切れた際の写真になってしまったが、
駅の中も駅前もたくさんの人であふれた、
フツーの街の週末の光景にしか見えなかった
そんなこんなで、一日目は福島駅前のホテルに投宿