2011-10-08 #3 陸羽西線 羽越本線 〔山形県~秋田県〕
12 03, 2011 | デンシャ旅 -東北(JR)
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2011年10月8日、震災後初の東北旅2日目。
陸羽東線で辿り着いた新庄から、さらに西進。
JR陸羽西線(りくうさいせん)で東北横断を果します。

「奥の細道最上川ライン」の愛称に違わず、
芭蕉が「五月雨をあつめて早し最上川」 と詠んだ日本三大急流のひとつ、
最上川(もがみがわ)を車窓から存分に楽しめた陸羽西線でした。

北前船で栄えた港町、酒田からはJR羽越本線(うえつほんせん)の列車に乗り換え。

訪問したい場所があって秋田方面へ羽越本線を北上。
出羽富士とも呼ばれる鳥海山(ちょうかいさん)が雲に覆われててちょっと残念。

秋田との県境あたりで美しい日本海の光景が。
太平洋岸の松島を見た午後に日本海沿いに居るのが何か不思議な感じです(笑)。
(つづく)
撮影日:2011年10月8日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR


★旅メモ(つぶやきレベルの備忘録)

陸羽東線4727Dで11:08新庄着、
11:13発、陸羽西線下り157Dに乗り換え キハ111・112形
慌しくて駅舎を見るヒマもなかった…

新庄駅陸羽西線ホームを出てすぐ右手に古そうなレンガ車庫

11:33、古口(ふるくち)駅
最上川下りの乗船所の最寄り駅らしく、観光客がまとめて下車した

最上川沿いを道路よりも高台を走ってくれるのでなかなか眺めがイイ
高屋(たかや)~清川(きよかわ)間

最上川下りの船
拡大してみると4人しかお客さん乗ってない 紅葉シーズンじゃないからかな
水の色はいつもこんななんだろうか

庄内平野に出る
道路沿いに続く看板の柱みたいなのは防雪柵
山形の旧友によると冬の地吹雪のスゴさったらない、のだそうだ

羽越本線と合流、12:02、陸羽西線の終点・余目(あまるめ)
当列車・157Dもそうだが、ほとんどの便はこのまま酒田まで乗り入れる
時間の都合上やむをえないのだけど、一つの路線をせっかく完乗しても、
起終点駅に降り立てないのは何か気持ちがすっきりしない…

12:18、羽越本線 酒田駅着
1960年に改築の3代目駅舎だそうで、
いまや映画「おくりびと」のロケ地として評判の観光地の駅なのに、
国鉄時代のままってのがイイ
酒田の街を観光して陸羽西線を折り返し、
明るい内に旧友に会いに奥羽本線で山形市入りするか迷ったが、
やっぱり由利高原鉄道へ足を伸ばすことに決め、
12:39発、羽越本線下り543Mに乗車 701系

吹浦(ふくら)~女鹿(めが)間
名著『最長片道切符の旅』で宮脇俊三氏が
「このあたりの集落は瓦屋根ばかりで、新しい家でも派手なトタン葺きはほとんどない」
と綴られている昭和53年の頃と変わってないんじゃないだろうか
しかも瓦の色も揃ってて素晴らしい!

秋田に突入、小砂川(こさがわ)~上浜(かみはま)間
京都を発った時はまさか秋田まで来るとは思ってなかった(苦笑)

象潟(きさかた)駅で13:19まで540Mとの交換待ち

駅からハイキングが趣味という、象潟から乗車された能代にお住まいのおばさん
枝豆が余ったから、と いっぱいいただいた ありがとうございました
どなたも一見、他人に干渉しない風なんだけど、
話しかけてみると東北の人はホントにあったかい

13:48、羽後本荘(うごほんじょう)着