2012-04-30 #5 END 根室本線 東の果てへ 〔北海道〕
05 28, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)
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2012年4月30日、GW北海道2日目/フリーパスの旅初日は今回でおしまい。
根室本線の釧路~根室間、通称「花咲線」で
日本の東の果て、根室を目指します。


クライマックスの落石(おちいし)岬あたりの風景はハンパない「地の果て」感でした。
いやー、周遊初日にしてスゴイものを見てしまった。

終点・根室駅には、線路が途切れている以外の最果て感や
終着駅の風情はあまり感じられませんでしたが…。

今晩の宿は釧路なので、納沙布(のさっぷ)岬も見ずに引き返します(泣)。
花咲線は往復4時間以上かかる長大な盲腸線。復路の途中で日が暮れました。

再び釧路へ戻ってきました。周遊初日はこうして終わりを迎えました。
(つづく)
撮影日:2012年4月30日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

★旅メモ(つぶやきレベルの備忘録)

釧網本線との分岐駅・東釧路から13:16の根室行き5635Dに乗り換え。
根室本線(花咲線)へ。
釧網本線3727Dが遅れていたので焦ったが、5635Dも遅れていたので間に合った。

尾幌(おぼろ)駅付近。
当列車始発駅の釧路からの乗客で混んでたので
途中で席が空くまで先頭に立ってカブリついた。
しかしホント、北海道のローカル線は「原野」としか表現できないような
風景の中を走る。飽きない。

これが「釣りキチ三平」で見た谷地坊主(やちぼうず)か!
ロン毛の亡者が集団で湧き出てきたみたいで怖っ!

尾幌駅。北海道名物とも言われる、廃貨車などを駅舎として転用した
通称「ダルマ駅」を、渡道してから初めて見た。

門静(もんしず)駅を過ぎると厚岸(あっけし)湾が。

厚岸駅。花咲線の途中の唯一の有人駅だそう。

ラムサール条約登録湿地・別寒辺牛(べかんべうし)湿原を走り抜ける。
厚岸湖も広がる、花咲線前半のクライマックス。

イイ木造駅舎と聞いていたので降りてみたかった
糸魚沢(いといざわ)駅だが、叶わなかった。

浜中(はまなか)駅。
「ルパン三世」の作者・モンキーパンチさんがこちらのご出身だそう。
ルパンのラッピング車両など見かけて、この時は意味が分からなかったが
そういうことだったのか!

厚岸駅に続き、厚床(あっとこ)駅でも列車交換。
1989年まで、ここから標津線(しべつせん)が分岐していたそうだ…。

花咲駅もダルマ駅。
花咲線ってぐらいだから、ここが中心駅じゃないのかこんな駅舎でいいのか、
とかビックリしたけど、路線名は名産の「花咲ガニ」からとられたんだとか。

15:28、終点・根室駅に到着。

日本最東端の有人駅、だそう。
ひとつ手前の、ホームしかない無人の東根室駅が日本最東端の駅。

しかしシカの多い路線だった!(西和田~花咲間)

シカの横断は何度も見たし、見てなくても警笛&減速で
シカが現れたな、と分かる。ともあれ、轢かれたりしなくてよかった。

なかには横断を終えて振り返り、
「何やねんあの運転手!いつでもやったるぞゴルァ」的な
挑発的な視線を向けてるように見えるのもいた(笑)。

根室16:00ちょうど発の5638Dで折り返し、
18:19、釧路へ帰着。灯火の反射が美しい釧路川。

札幌へ向かう特急「スーパーおおぞら」14号が19:08の発車を待っていた。
今宵は釧路に泊まるので乗るワケじゃないけど、
今日だけでも見たことのない色んな風景を満喫したので、
この特急でここへ最初に着いたのが遠い日のことのように感じる。

駅の近くで夕食をとり、外に出てみたら霧に包まれていた。
ホテルのフロントの方に話すと、この時期の釧路のいつものことなんだそう。

今回までで乗車済みの区間(赤線の部分)。
「乗りつぶしオンライン」にて作成。