2012-05-01 #5 特急サロベツで宗谷本線 〔北海道〕
06 05, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)
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2012年5月1日、GW北海道3日目/フリーパスの旅2日目。
14:08、旭川から特急「サロベツ」で宗谷本線(そうやほんせん)へ。
この日最後の乗車路線となりますが、これから4時間かけて
約260km先の日本最北端の駅・稚内(わっかない)を目指します。

旭川の街をあとに、一路北へ。

平野部を抜け、ほどなく列車は三浦綾子さんの著名な小説の舞台、
塩狩(しおかり)峠を越えます。

和寒(わっさむ)、士別(しべつ)と停車したあと、名寄(なよろ)へ。
かつては名寄本線と深名線(しんめいせん)が分岐する、
一大ジャンクション駅だったそうです。

国鉄時代、「日本一の赤字路線」の美幸線(びこうせん)が分岐していた美深(びふか)。
レンガ造りの倉庫のある駅前風景を北海道ではたくさん見ました。しかし何だこの残雪の量!

と思ったら、沿線風景にもどんどん雪が目立ってきました。5月の関西じゃ考えられない光景。

SL時代や、1989年まで存在した天北線(てんぽくせん)との分岐駅として賑わったという
音威子府(おといねっぷ)駅に到着。時計は16:08。
時間、行程ともにようやく半分。宗谷本線、まだまだ先は長いぞこれは。
(つづく)
撮影日:2012年5月1日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

★旅メモ(つぶやきレベルの備忘録)

旭川から14:08の宗谷本線下り61D、特急「サロベツ」に乗車。

2号車指定席を取っておいたけど、こんな感じで全然余裕だった。

余談だが、こちらは四国からテツ旅に来られてる方で、
何と!この日、僕とまったく同じ行程で旅をされていた。
前日の夕方、釧路のホームでお見かけして、ここ旭川でもお会いしたので
ビックリして声をかけさせていただいたらそういうことだった。
これからサロベツに乗るのも一緒だが、そのあと利尻島へ渡られるそう。

さて、列車は旭川を発って塩狩峠へ。
三浦綾子さんの小説「塩狩峠」は、かつてこの地で本当にあった、
身を挺して列車の転覆事故を防ぎ命を落とした青年の実話を
モデルにしたものだそう。

特急サロベツ最初の停車駅、和寒(わっさむ)。14:43。

14:57の士別(しべつ)停車を経て、15:15、名寄。
乗務員の交代か何かで2分間停車するので駅舎を見に外に出たかったが諦めた。
3分なら「よし!」と決行するのだが2分は何か微妙で怖気づいてしまう…。

名寄から美幌にかけては牧歌的な風景が広がっていた。

15:36、美深に停車。

15:56ごろ、豊清水(とよしみず)で上りのサロベツと列車交換。
こちらが数分待たされたのだが、停車駅でないので客扱いはなく外に出れない。
こういう点はやっぱ鈍行の旅の方が断然いいなぁ…。

美深を発ってからいよいよ「北へ向かってるぞ」感が濃くなってきた。
暖房が暑い!と思ってた車内も心なしか冷えてきたような。

ガイドブック類は持たないが、いつも旅先のエリアの
地図(昭文社レールウェイマップル)だけは携行する。
コンセント付き座席だったのでiPhoneのマップも併用してみる。
特急は通過駅が多く現在地がどこか分かりづらいのでこれはいい。
普段はバッテリーを気にして必要な時しか見ないけど。

16:08、音威子府に停車。