2012-05-02 #2 留萌本線 深川~留萌 〔北海道〕
06 10, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)
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2012年5月2日、GW北海道4日目/フリーパスの旅3日目。
稚内発札幌行きの特急「スーパー宗谷」2号を函館本線の深川(ふかがわ)駅で下車。
留萌(るもい)を経て増毛(ましけ)までを結ぶ盲腸線、留萌本線へ。
(写真は留萌駅で)

初っ端からぜひとも降りてみたい駅に遭遇。北一已(きたいちやん)駅。
今回は「とにかく乗る旅」と決めてるので諦めますが、
留萌本線は古い駅舎が結構目白押しな印象で、駅めぐりメインの再訪を誓います。

沿線は道内有数の穀倉地帯だそうで相応の景色が広がってますが、
豪雪地帯でもあるんですか!?旭川はおろか稚内ですら目にしなかった残雪が。

北海道ならでは、板張りホームの真布(まっぷ)駅。
ロケーションもイイし降りてみたいなぁ…。

恵比島(えびしま)峠の山肌は一面の雪に覆われていました。

1時間ほどで留萌本線の中心駅、留萌に到着。

これからまだ終点の増毛へと向かいますが、
入れ違いにGW期間限定の観光列車「増毛ノロッコ号」が帰ってきました。
車両への執着心のない僕は特別な列車に合わせて旅程を組んだりはしないので、
もちろん偶然の出会いです。以後も期待したりしないで下さい念のため(汗)。
(つづく)
撮影日:2012年5月2日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

★旅メモ(つぶやきレベルの備忘録)

深川11:08発の留萌本線下り4925Dに乗車。
いつも撮ってはおくけど、駅名標で安易に駅を表現するのは好きじゃない。
そんな僕がこの写真しかないのはスーパー宗谷2号深川到着が3分ほど遅れて
乗り換えるだけで精一杯だったため(泣)。

キハ54の2両編成だったが、後ろは回送列車だったので実質1両。
なかなかの乗車率(泣)。

座れなくはないが車窓や写真撮影を楽しめる状態ではないので先頭で立つことに。
函館本線(左手の複線)と分岐して留萌本線(真ん中の単線)に入る。

北一已(きたいちやん)、秩父別(ちっぷべつ)と難読駅が続くが、
共に味のある古い駅舎だ。
今回の北海道旅は駅めぐりをする余裕がないと初めから諦めてたので、
どんな駅舎があるかもリサーチしてなかったが、
留萌本線は僕にとって垂涎の路線だった。
いま訪問できないのは悔しいが、こんな「発見」もまた楽し。

このあたりはまだ全然、残雪の気配はなかったんだけど。

すばらしく味のある北秩父別(きたちっぷべつ)駅。
この時もそうだったがほとんどの列車が通過する。
列車での訪問難易度の高そうな駅だ。

恵比島(えびしま)駅も最初は素晴らしい木造駅舎だな!と思ったが、
1999年放送のNHK連続TV小説「すずらん」の撮影用に建てられたものだそう。
それっぽくなかなかよく出来てたけど、放送見てない身としては
何の思い入れもないし、ちょっとビミョー…。
デンシャには乗りもしない、カメラ持参の人たちが駅の周りをウロウロしてた。

ふと恵比島駅の向かいに目を転じると、
煙突に「日本ケミカルコート」と文字のある廃墟が。
こっちのが面白そう!…だけどこれもまさか撮影用??

恵比島駅を発つとすぐ峠越えに。

恵比島峠越えを終えるとその名も「峠下(とうげした)」駅。
ここの駅舎も良かった。
SL時代は峠越えの拠点だったそうだが、いまは無駄に広い交換可能駅…。

幌糠(ほろぬか)、そしてこの大和田と留萌本線にもダルマ駅が。

12:04、留萌着。
時刻表では4925Dはここが終点だが、回送車両を切り離して身軽になったあと、
列車番号を5921Dに変えて12:30発の増毛行きとなった。
26分ほど時間があるので駅前へ。

留萌駅前風景。留萌には雪のカケラもなかった。

ニシン漁で栄えたという留萌。駅舎内にも大漁旗が。

待合室の荒々しいクマの剥製。でも咥えているのはお約束の鮭だ。
プライドを賭けて毎日新鮮なニシンにすべきなのでは留萌のみなさん!